黒木瞳著の「私の場合」を読んでみたら、子育てのヒントがいっぱいだった

先週4ヶ月検診があって行ってきたのだけど、周りのママ達を見て愕然。
「子供?いませんけど?」的なスリムな体に、つやつやの髪、ばっちりメイク。
それはそれは綺麗にしている。


一応薄化粧もして眉毛も書いていったんだけど、彼女たちに比べると全然追いついてない。。
で、反省して翌日に図書館で、黒木瞳の「私の場合 〜ブレない大人への段階〜」という本を借りてきました。


黒木瞳さんの仕事、自分のお母さん、子育ての事などについてのエピソードが書いてあってお手本にしよう!と思える部分がいくつかありました。



子育てについては謝ることのできる大人になってほしくて、素直に「ごめんなさい」が言えないときは「言いたい事はあるでしょうが、まずはごめんなさい、を言ってください」と娘さんにいうのだとか。


自己主張が始まり「なぜごめんなさいが言えないのか、自分がいかに悪くないのか、
理屈をいいたがるようになってきてもまずは謝った後に聞くのだとか。
とても大事な事だから参考になりました。


また自分のお母さんのことについては、お母さんからもらった手紙に以下のようなくだりがあったそうで


「あなたがどんなに周りの人たちに支えられて生きてきたのか、
あなたの夫にも、"ありがとう"、あなたの娘にも"ありがとう"・・・・」


「今、自分をよくやった、ガンバッタと褒めてあげなさい。
いつまでも皆様を喜ばせてください。あなたを応援して見守っています。
あなたのファンです、母より」


"母親とはなんと大きい存在か、こんなに深く私を愛してくれた人は、世の中にはいないだろう"
と書かれていた。


私も自分が子供をもって初めて私の母もこうやって愛情をたっぷり注ぎ込んで
私を育ててくれたんだなぁと感謝の気持ちでいっぱいになるときがよくあるので
心に響きましたね。



また仕事については、三ヶ島葭子(みかじまよしこ)という大正の歌人の歌が紹介されていて


「子のために ただ子のためにある母と知らば 子もまた寂しかるらむ」
子供のために生きる事がどんなに大切であるとしても、自分の母親がただそれだけの人生だと知ったら育つ子供も寂しいだろうと歌った歌。


本当はずっと子供と一緒にいてあげたいけど、4月には職場復帰しなければいけない私には
ちょっと慰められる言葉でした。


また三ヶ島葭子は"女性が子供を産むことはぶつかってしまった現実なのだから、
自分が好きな事を選択するのではなく、その魂の時間は制限されるのではなく拡大される"ともいったそう。


この言葉を知って「一緒にいられる時間がたとえ5分であっても無限に続く永遠の時間だと思うようになった」と
黒木瞳さんも言っていて、私もクオリティの高い時間を子供と過ごせるように努力しようと思いました。


子供ができるといろいろできる事が制限されるように思っていたけど、
子育て初体験なのだから、何をやってもすべてが初めてのことで刺激的だし
実際には同じく子育てをしているお友達が増えたり、
子育てが終わった年配の女性にも道で声をかけてもらったり、
地域との結びつきが生まれたりとむしろ世界が広がってきました。


初めて地に足をつけて生活をしている感覚を味わっている気がする。
子供をもつことは私を成長させてくれるのだなぁと感謝の日々。


私の宝物さん、本当に生まれてきてくれてありがとう!
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